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2018年08月30日(木)

『もりもりハウス』? 森林総合教育センター

 第二回 森林総合教育センター(仮称)検討会議を開催しました。メンバーは①岐阜県木の国・山の国県民会議委員の伊藤栄一さん、②(公社)日本環境教育フォーラム理事長の川嶋 直さん、③トヨタ白川郷自然学校の山田俊行さん、④㈱ホールアース代表取締役の広瀬麗子さん、⑤NPO法人ホールアース研究所理事の大武圭介さんに、森林文化アカデミー准教授の萩原ナバ裕作さん、ほか事務局です。

 

 

 最初にJIRIから、委員のみなさんに、平成32年度に本格オープンする(仮称)森林総合教育センターのコンセプトやソフトの重要性、委員のみなさんい期待することなどをご説明した後は、委員長の伊藤先生に仕切りを一任。

 そして久松事務局長と萩原ナバ裕作准教授から①基本方針案と、②センターハウス基本設計について説明。

 

 

 終始、にこやかにリードされる伊藤先生に促されるように、皆さんが様々な意見が出る。

 上流側と下流側の役割明示、民間に何を求めているのかの質問などなど。人材育成はなかなか難しい。「育てた人がどうなるか」という絵が描けないと意味がない。往々にして「育成」が目的になっている事例が多い。

 

 

 川嶋さんは「見た目の多さよりも深さを重んじることが重要。数ではない充実すべき深さを考えるべきだ。」と重要なポイントを指摘。

 

 山田さんは、グリーンツーリズムや白川郷での事例などを例示されながら、目の前のお客さんだけでなく、来られない人にも情報を伝える役割、単なる事象ではなく、そのバックグラウンドの地域特性などまで掘り下げる価値についても指摘されました。

 

 

 広瀬さんからは、「SDG’sは足りている人の理論。お互いに生かされ合っている。ありがとう。ごめんなさい。が言える状態が必要」と発言。その通りと納得の一言でした。

 

 

 ナバさんはとにかく、日本で初めての組織を展開する上での夢を含めて、熱く語りました。

 

 川嶋さんから「日本全体の中での、この施設の役割を意識すべき」との指摘に、一層のやり甲斐を感じ取ったのです。

 

 

 大武さんからは、森林文化アカデミー卒業生の活用、在校生の活用も含めて、多様な展開についての「なるほど」の指摘もありました。

 

 

 話の中では、「地域の人たちは重要だが、そこに来る地元の常連さんの居場所になってしまっては意味がない。初めての人にとって、入りやすい、開かれた場になっていないと意味がない。常連さんの居場所ではなく、常連さんが一緒になって、新しい人をいつでも迎える空気づくりが重要である。」

 

 

 最後に全員で記念撮影。流石、自然体験活動のカリスマたち。何のためらいもなく、こんなおもろいポーズで3時間の会議を終えたのです。

 

以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。